「ブ」の骨頂

中学校教師から人材系ベンチャー、IT系採用担当へと転職した或る男の人生

「最高のチーム」の作り方

2016年日ハムが日本一になって、個々の選手もさることながら、栗山監督の考えにも興味があって(学芸大学出身だし)、購入した一冊。

 

勝つために、はまらなければならない手を打った

「勝つ」というゴールを設定し、そこに至るにはどういう状況にならないといけないか、逆算して日本一を手繰り寄せた、という話です。決して「はまったから勝った」のではない、と本書では言及しています。当たり前ではあるが、言葉にして普通に出てくるかというと、習慣づいていないと難しいだろうなと感じました。

 

能力がある人はほかのところで勝負しようとしない

西川がいつからか金髪でなくなったという話で出てくる言葉です。ここに賭けると思った人間は、見た目とかほかのところに気を使っている場合じゃなくなるから、髪の毛の色にも気を使わなくなる、という話でした。ちなみに西川はバッティングにカッコよさを求めるのではなく、相手投手に何球も投げさせて、全速力で走って、嫌がられて、という自分の長所を使ってチームに貢献するのがいいと悟りだしてから、髪の毛の色が金髪でなくなった、とか。なんとなくわかる。

 

日本一は目標だが、目的ではない

最高のチームにするのに日本一は必要条件、というのが無意識にとらえていたことだったので、この言葉を見たときに、日本一になれなくても目指す最高のチームにはなるんだな、とふと感じました。このように、無意識に必要条件と思っていることって、世の中にたくさんあるような気がします。