「最高のチーム」の作り方
2016年日ハムが日本一になって、個々の選手もさることながら、栗山監督の考えにも興味があって(学芸大学出身だし)、購入した一冊。
勝つために、はまらなければならない手を打った
「勝つ」というゴールを設定し、そこに至るにはどういう状況にならないといけないか、逆算して日本一を手繰り寄せた、という話です。決して「はまったから勝った」のではない、と本書では言及しています。当たり前ではあるが、言葉にして普通に出てくるかというと、習慣づいていないと難しいだろうなと感じました。
能力がある人はほかのところで勝負しようとしない
西川がいつからか金髪でなくなったという話で出てくる言葉です。ここに賭けると思った人間は、見た目とかほかのところに気を使っている場合じゃなくなるから、髪の毛の色にも気を使わなくなる、という話でした。ちなみに西川はバッティングにカッコよさを求めるのではなく、相手投手に何球も投げさせて、全速力で走って、嫌がられて、という自分の長所を使ってチームに貢献するのがいいと悟りだしてから、髪の毛の色が金髪でなくなった、とか。なんとなくわかる。
日本一は目標だが、目的ではない
最高のチームにするのに日本一は必要条件、というのが無意識にとらえていたことだったので、この言葉を見たときに、日本一になれなくても目指す最高のチームにはなるんだな、とふと感じました。このように、無意識に必要条件と思っていることって、世の中にたくさんあるような気がします。
その「エンジニア採用」が不幸を生む
この本はエンジニア採用について、筆者が実情を踏まえ生々しく書いており、エンジニア採用がどういうものかさっぱりわからない人にとっては格好の入門書だと思う。
ただ、自分が印象に残った部分としては116ページから120ページや254ページで言及されているような、いわゆるキャリア教育について触れているところです。
筆者いわく、エンジニアになることをきめたのはだいたいが就職する段階においてで、その決め方も大学受験時に数学が得意だった、今は理系だ、じゃあエンジニア、ぐらいの理由で決めている、とのこと。そもそもエンジニアとしてのキャリアアップを高校時から考えるような教育はほぼなされていないと指摘しています。
これについては指摘の通りで、エンジニアどころかすべての職種においてでできていないと思います。ただ、エンジニアという社会的に不足感の強い職種において、いわゆるキャリア教育が喫緊の課題というのは理解できる話です。
なぜ現行の教育と並行してキャリアを考えるような機会を与えることができないのか。
担っている現場の方々の意識、見識、時間など様々な点で工夫、検討できることがあるんじゃないかと思っています。
年末
ということで、次の1年に向かって振り返りをしています。
新しいパソコンでやる気も向上。
2017年もがんばるぞ。
まずは行動
ひょんなことがきっかけで
眠らせていたブログを復活させることにしました。
人生どんなきっかけで何があるかわかりませんが
与えられたきっかけはフルに使おうと
思うようにしています。
やろうとおもったことはすぐにやる。
僕が「社会人」になって学んだことのひとつです。
今日もさっそく実行しました。